第38回日本認知症学会学術集会

会長挨拶・概要

第38回日本認知症学会学術集会 会長
羽生 春夫(東京医科大学 高齢総合医学分野(高齢診療科)主任教授

 この度、2019年11月7日(木曜日)~9日(土曜日)に西新宿にあります京王プラザホテル、新宿NSビルにおきまして、第38回日本認知症学会学術集会を開催させていただくことになりました。

 現在、我が国では認知症の人の数は約500万人と推定され、その前段階である軽度認知障害(MCI)もほぼ同数と見積もられています。今後、急速な高齢社会の突入により少なくとも2025年まではさらに増加し、700万人に達すると推定され、医学的のみならず社会的も大きな関心が寄せられ、早急な対応が求められています。

 日本認知症学会は、基礎医学研究者から認知症診療に携わる臨床医、薬剤師や看護師、介護やケアのスタッフなど多職種の会員から構成されています。学術集会は認知症に関わるさまざまな領域の専門家が集まり、最新の情報を交換し、研鑚を積み重ねる場です。第38回日本認知症学会学術集会では、「認知症学の体系化―基礎から臨床、ケアまでー」をテーマにし、広範な領域を含む認知症を学問的に体系化し、さまざまな諸問題について議論を深められるようプログラムを作成します。国内外からの招請講演の他に、認知症の基礎研究や創薬の進展、早期・非侵襲的診断、予防、合併症、ケア、終末期医療を含めたシンポジウム、プレナリーセッション、そして認知症専門医を育成するための特別講座などを予定しております。

 西新宿は交通のアクセスもよく、11月上旬の東京は気候的にも比較的恵まれております。口演会場はもとよりポスター会場も広いスペースを予定しておりますので、活発な討議や意見交換ができるものと考えております。

 認知症にはさまざまな領域の医療スタッフとともに患者家族、介護者まで多くの人たちが関わっております。多くの皆様方にご参加いただきますよう心から
お願い申し上げますとともに、皆様の一層の発展を祈念して、会長の挨拶とさせていただきます。

学術集会概要

会期 2019年11月7日(木曜日)・8日(金曜日)・9日(土曜日)
会場 京王プラザホテル・新宿NSビル
会長 羽生 春夫(東京医科大学 高齢総合医学分野 主任教授)
副会長 井上  猛(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
櫻井 博文(東京医科大学 高齢総合医学分野 教授)
テーマ 「認知症学の体系化-基礎から臨床、ケアまで-」

学術集会事務局

東京医科大学高齢総合医学分野
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1

運営事務局

株式会社 サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
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